ブラックの外装にさわやかなヒノキのウッドデッキが映える、のどかに暮らせる住まい
黒の瓦屋根と外壁に木目のウッドデッキを合わせることで、重厚感がありながらあたたかみもある印象に仕上がった37坪の住まいです。LDKから直接出られるウッドデッキは、住まいの顔にもなるフェンス部分に無垢の桧材を、ささくれなどの傷みが気になる床部分には耐久性の高い樹脂製の人工木を使用し、デザイン性と実用性のバランスをとりました。
間取りは、1階はLDKを中心に水回りと和室、2階は家族それぞれの部屋とウォークインクローゼットを設けています。対面キッチンの前には広めのカウンターを造作し、仕事や勉強などができるようにしています。4.5畳の和室は、柱を見せたまま納める日本の伝統的な真壁にしつつも壁の仕上げ材は砂壁ではなく和風のクロスにすることでメンテナンスの負担を減らしました。LDKと戸襖で仕切られているので、来客があった際の客間として、お子様が小さい時のお昼寝部屋として、ご高齢になった際の寝室としてなどフレキシブルに活用できるようになっています。また、水回りは家事同線を考え、バスルーム・洗面室・サンルームを一直線に配置し、サンルームからはウッドデッキに直接出られるようにしています。
2階は、ウォークインクローゼットを廊下側に4畳分、主寝室に3畳分の2室設け、季節物などたくさん収納できるようになっています。また、主寝室には施主様の思い出の本をたっぷり置くことができるように造作の吊り棚をあつらえました。お手持ちの家具も置けるようサイズもしっかり計画してつくっています。
南向きのLDKとウッドデッキを中心に、ご家族が陽だまりの中で暮らせるのどかな住まいに仕上がりました。
陽だまりの家
2020 新築